図書館システム
LiCS-Re2(リックス・アールイー・ツー)は、貸出、返却、蔵書管理など、図書館業務をトータルサポートした公共図書館向けのシステムです。
主な特長
1.図書館の運営を効率化します
登録されたデータを幅広く検索可能です。
- 様々な項目を組み合わせた複合検索、横断検索。
- 全文検索は、内容紹介文・著者紹介文からも可能。
利用状況を把握するための豊富な帳票統計を用意しています。
- 結果をテキストで保存し、一般の表計算ソフトで加工することができます。
- 利用者情報、資料情報、統計情報を自由に抽出できる自由帳票機能により、図書館の運営検討をサポートします。
視認性・操作性に優れています。
- 例えば、文字の大きさ、フォントをお客様ごとに設定可能です。
予約連絡・督促メール機能を備えています。
- 対象者を簡単な操作で抽出し、連絡します。
2.利用者サービスの拡大をお手伝いします
- インターネットを利用した情報提供
- パソコンやモバイル端末から資料の検索・予約や貸出状況の確認が可能
- e-レファレンス
- レファレンス内容をデータベース化することで、職員がノウハウを共有
- メールマガジン発行システム
- 新刊本の中から、利用者が登録したキーワードに関する本を選び、メールマガジンでお知らせ
- 読者推進
- 書評・評価やMy本棚、読書マラソンにより利用者の読書推進を支援
3.セキュリティ強化を図ります
- ユーザ認証/権限の設定
- ・ユーザIDとパスワードによるユーザ認証
・ユーザ権限の設定により利用機能を制限 - アクセスログの採取
- アクセスログを常に採取しているので、抑止効果とともに万が一情報漏洩が発生した場合でも原因追及が可能
- データセンターの活用
- Webサーバなどをデータセンターでお預かりし、サーバ管理の負担軽減とともに高度なセキュリティを確保
4.ICタグシステムとの連携により作業を省力化します
- 自動貸出機
- 利用者自身で複数冊同時に貸出処理することが可能
- 自動返却機
- 利用者自身で返却処理することが可能
- IC予約棚
- 予約資料の引き取りのセルフ化。これにより、職員負荷を軽減するとともに利用者のプライバシーを保護することが可能
- BDSゲート
- 未貸出を検知してお知らせ
- 自動書庫連携
- 書庫出納を自動化することで、職員の負担を軽減
- 蔵書点検
- 専用スキャナを使い、本棚に入ったまま迅速な処理が可能
活用例「セルフ貸出により、貸出処理にかかる作業時間を大幅に短縮」
A図書館では、従来予約割当された資料は、カウンターバックヤードに設置し、職員による管理をしていました。ところが職員が資料を探すのに時間がかかり、カウンターが混雑しがちでした。
そこで、LiCS-Re2のIC予約棚によるセルフ貸出を導入しました。
結果、A図書館では貸出処理にかかる作業時間が大幅に短縮され、カウンターが混雑することがなくなりました。
さらに、余った時間を他の業務に役立てることができるようになりました。
補足説明
IC予約棚とは、自動貸出機、自動返却機とBDSゲートにより、予約図書の受取から貸出・返却までをセルフサービス化するシステムです。
具体的には、端末に利用券をかざすと、自分に割当られた資料の棚番号を予約照会機に表示します。
また自分以外に予約割当された資料を他の人が持ち出しても、貸出し処理は行えず、入り口に設置されたBDSゲートで不正持ち出しとして検知することができます。
動作環境
サーバ
- Red Hat Enterprise Linux
クライアント
- Microsoft Windows 7(32ビット)
- Microsoft Windows 8.1(64ビット)
- Microsoft Windows 10(64ビット)
※図書館システムLiCS-Re2は、NECネクサソリューションズの製品です。